市販されている水槽用バックスクリーンには様々な種類があり、貼りつけ方法にも違いがあります。
ここではそれぞれの特徴やデメリットなどを詳しく解説します。
また、水槽専用のバックスクリーン以外を代用品として使用するアイディアもご紹介します。
水槽用バックスクリーンの種類
水槽用バックスクリーンにはいくつかの種類があります。
それぞれの特徴やデメリットは以下の通りです。
水槽に直接貼りつけるタイプ
水槽に直接貼りつけるタイプは、バックスクリーンの貼りつけ面に糊が塗布されており、薄めた中性洗剤を用いて水槽に貼りつけます。
このタイプのバックスクリーンは、テープ類などを使用せずにきれいに貼ることが可能なので見た目が良く、正しく貼りつけができていれば剥がれ落ちにくいです。
貼りつけ作業は少し手間がかかり、面倒かもしれませんが、そこまで難しい作業でもないのでテープを使用したくない場合は挑戦してみるのも良いと思います。
水槽に直接貼りつけるタイプのバックスクリーンの貼りつけ方については以下の記事でまとめていますのでそちらもご覧ください。
各メーカーより様々な水槽用バックスクリーンが販売されています。
水槽にテープで貼りつけるタイプ
バックスクリーン自体には粘着性がなく、テープを用いて水槽に貼りつけるタイプのものもあります。
このタイプのバックスクリーンは、テープで貼りつけるだけなので非常に簡単に設置が可能です。
剥がすのも容易なので、バックスクリーンの色を変えて気分を変えたいときなども簡単に変更することができます。
ただし、テープを使用して貼りつけるので、テープが目立たないように工夫する必要があり、テープの貼りつけ方や経年劣化等により剥がれる可能性があるので注意が必要です。
各メーカーより様々な水槽用バックスクリーンが販売されています。
塩ビ板タイプ
水槽のバックスクリーン用の塩ビ板も販売されています。
このタイプのバックスクリーンも水槽にテープを用いて貼りつけて使いますので設置は簡単です。
また、板状なので丸まったりせず楽に設置できます。
手間はかかりますがカッターなどでカットして大きさを合わせることは可能です。
ハイタイプ水槽など高さが合わない水槽の場合は、テープで2枚連結して無理やり使うことも可能です。
このほうが大きいものをカットして使うよりも楽です。
テープを多用しますが水槽裏であり、見えないので良いです。
また、この塩ビ製のバックスクリーンは厚みがあるものは重さもありますので、テープで貼りつける際には剥がれ落ちないようにしっかりと貼りつける必要があります。
私は養生テープでしっかり固定していますが、長期間使用しているとはがすときに塩ビ板に糊が残って跡がついてしまうこともあります。
水槽や水槽台にくっついたテープは簡単にはがせますが、塩ビ版とテープは相性が悪いようです。
ただ、普段見えないところなので大きな問題にはなりません。
塩ビ製の水槽用バックスクリーンです。
水槽用バックスクリーンの代用品のアイディア
水槽用バックスクリーンを使わなくても、100円ショップやホームセンターで売られているものをバックスクリーンの代用品として使用することも可能です。
バックスクリーンの代用品として使用できるのは以下のようなものです。
布・テーブルクロス・包装紙など
100円ショップやホームセンターなどで売っている布やテーブルクロス、ラッピングの包装紙なども、バックスクリーンの代用品として使うことは可能です。
適切な大きさにカットして水槽にテープで固定するだけなので設置も簡単です。
黒や青のような無難な色だけでなく、様々な色や柄のものが販売されているので自分好みのものを探してオリジナリティーを出すのも面白いと思います。
画用紙や厚紙など
画用紙や厚紙などもバックスクリーンとして使用することが可能です。
こちらもテープで貼りつけるだけで設置できますが、しっかりとした厚さのある厚紙では、立てかけるだけで設置できる場合もあります。
下の画像ではプラスチックケースの水槽の縁に厚紙を立てかけるだけで設置している例です。
色は無難な黒や青がおすすめですが、画用紙であれば様々な色のバリエーションがあるので気分によって変えてみたり、自分の好きな色を選ぶのも良いと思います。
すだれを使用して和の趣があるバックスクリーンに
水槽のバックスクリーンにすだれを使用すると、和の趣がある水槽になります。
すだれには隙間が多くあり、背面からも多少光が入るので水槽内も暗くなりすぎず、金魚やメダカ、鯉などの水槽には良くマッチします。
すだれは100円ショップなどでも様々な大きさのものが売っているので安く手に入りますが、冬は販売していない店も多いので注意が必要です。
大きさを調整する場合は、糸を切ってしまうとバラバラになることがあるので不要な部分は巻いたまま水槽にテープで貼りつけて使用すると良いでしょう。
金魚やメダカ、日淡水槽なで水槽用バックスクリーンとして使用すると良くマッチします。
大きさが合うものを選んだり、一部を巻いた状態でテープで貼り付けて使うのがコツです。
まとめ
水槽用バックスクリーンには、貼りつけ面に糊が塗布された水槽に直接貼りつけるタイプと、テープを使用して貼りつけるタイプがあります。
槽に直接貼りつけるタイプは、貼りつけ作業に少し手間がかかりますが、テープを使用しないのできれいにバックスクリーンを貼ることができます。
テープを使用して貼りつけるタイプは簡単に設置が可能ですが、テープが目立たないように、そして落下しないようにしっかりと貼りつける必要があります。
また、水槽用バックスクリーンを使わなくても、100円ショップやホームセンターで売られているものをバックスクリーンの代用品として使用することも可能です。
布やテーブルクロス、包装材、画用紙や厚紙などをテープで貼りつけたり、すだれを用いて和の趣のある水槽にすることも可能です。
バックスクリーンの色は黒や青が無難ですが、アイディア次第でオリジナリティーのある面白い水槽を作ることができると思いますので、是非チャレンジしてみてください。
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