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エアレーション・水中ポンプ

エアーポンプの基本知識と水槽に合わせた選び方やおすすめを紹介!!

エアーポンプの基本知識と水槽に合わせた選び方やおすすめを紹介

エアーポンプは市販でも多くの製品が販売されており、ポンプから発生する音やエアーの量などの特徴は様々です。

そのため、水槽やエアーストーンに合わせて適切なエアーポンプを選んで使用することが重要です。

このページでは、エアレーションに使用するエアーポンプの基礎知識と、水槽に合わせた選び方やおすすめについて詳しく解説していきます。




エアーポンプとは

エアーポンプとは、エアレーションにより、水槽内に酸素を供給したり水を循環させたりするために、エアーストーンやエアリフト式のフィルターなどに空気を送り込む装置です。

エアーポンプとは

通常、エアーポンプはエアーストーンやエアリフト式のフィルターにエアーチューブを使用して接続します。

エアーポンプの基礎知識

水槽に合った適切なエアーポンプを選ぶためにはエアーポンプについて良く理解することが大切です。

ここではエアーポンプに関する基本知識をご紹介します。

エアーポンプの構造や原理

一般的に生産されているエアーポンプでは、電磁式のものやモーター式、圧電式のものなどがあります。

アクアリウム業界では磁石とコイルを使用した電磁式のエアーポンプが多いため、ここでは電磁式エアーポンプの構造や仕組みについて解説します。

下の画像はアクアリウム業界では有名なエアーポンプ、水作の「水心SSPP-3s」を分解した中身です。

エアーポンプ「水心sspp-3s」を分解して中身を確認し、構造や原理を理解する

このように、電磁式のエアーポンプでは、ポンプと磁石とコイルが用いられています。

このコイルに交流電流(電流および電圧のプラスマイナスが周期的に変化している電流)を流すとコイルの周りの磁界が変化し、コイルの周りにある電磁石の極性(NとS)が高速で入れ替わります。

そのため、図中の磁石が高速で引きあったり反発したりを繰り返します。

この高速で磁石が動く力利用してポンプを動かすことにより空気を送り込むことが可能になります。

電磁式エアーポンプの原理

ポンプを動かすと空気を送りこめるというのは、浮き輪やビニールプールなどを膨らませるのに使用する足踏みポンプをイメージするとわかりやすいと思います。

エアーポンプの吐出量について

エアーポンプがどのくらい空気を送り出す力があるかというのは、「吐出量」というもので表現されることが多いです。

吐出量は一般的に、時間当たりの空気の体積(1分当たりに何リットルの空気を吐出するか)を表します。

例えば吐出量が2ℓ/分なら1分間に2ℓの空気を送り込むことが可能であるということになります。

同様に、2000cc/分と表されることもあります(1ℓ=1000cc)。

この吐出量が、エアーポンプを選ぶ際には非常に重要になります。

水槽の大きさや飼育する魚、使用するエアーストーンなどによっても適切な吐出量は変わってきますので、自分の水槽に合った吐出量のエアーポンプを選ぶことが非常に重要です。

また、吐出量が同じであっても、水深が深い場所でエアーストーンを使用する場合などでは、空気を送りこむ際の抵抗が大きくなるため、より吐出量の大きなエアーポンプが必要になることにも注意が必要です。

水深が深くなると空気を送り込む際の抵抗が大きくなり、エアーストーンなどから出るエアーの量が減少する

逆流防止のためのエアーポンプの設置方法

エアーポンプは、動作が停止した際に水が逆流してくることがあります。

これは、勢いよく空気を送り込んでいる状態で急にポンプが停止し、空気の供給が停止した後も勢いでチューブ内の空気が水槽内に放出され、チューブ内の圧力が下がって水を吸い込むことによって起こります。

水が吸い上げられて水槽の外の水面の高さまで達すると、今度はサイフォンの原理で水が逆流します。

これを防ぐためには、サイフォンの原理を発生させないようにエアーポンプを水面の高さより高い位置に設置する必要があります。

それができない場合は、逆流防止弁を設置することにより、万が一の逆流を防止することが可能です。

エアーポンプを水面より下の高さに設置する場合は逆流防止弁を付けて逆流を防ぐ

逆流防止弁を使用するとエアーの出る量が若干少なくなる場合がありますが、水面より下の高さにエアーポンプを設置する場合はぜひともつけておきたいです。

逆流防止弁 クリア 1個
エアレーションやCO2添加における水の逆流を防ぐアイテムです。
供給を止めた際、ポンプやレギュレーターなどの機器を破損させる事故を未然に防ぎます。

エアーポンプを選ぶ際に考えること

ここではエアーポンプを選ぶ際にチェックすべきポイントについて解説していきます。

デザインや電気代などいろいろあると思いますが、最低限注意すべき点は以下の2点です。

ポイント① 吐出量が適切かどうか

エアーポンプの吐出量は一番大事ですのでしっかりと確認しておきましょう。

小型、中型水槽用(水深45cm程度まで)で使用する一般的なエアーストーンやエアカーテンであれば、吐出量は2500cc/分程度あれば十分です。

小さな水槽では吐出量が大きすぎる場合、強い水流が発生して飼育する魚のストレスになる場合があるので、吐出量調整機能付きのものを選択し、水槽の様子を観察しながらエアーの量を調整するのが理想的です。

大きいエアストーンなど、大きな吐出量が必要な物の場合は性能の高いエアーポンプが必要になる場合があります。

使用するエアーストーンなどの製品には適合する吐出量が書いてあることも多いので良く確認し、自分の水槽に合った吐出量のエアーポンプを選びましょう。

ポイント② 動作音がうるさくないか

エアーポンプの中には動作音がうるさい製品もあります。

特に、「ブーン」という低周波音が耳に障る製品もあり、そのような製品を使用する場合はもともと雑音が多い環境では気にならないこともありますが、静かなリビングや寝室では気になってしまい使用に耐えない場合があります。

最近では動作音が静かなエアーポンプも多く販売されていますので、静音性の高い製品を選ぶようにしましょう。

水槽に合ったエアーポンプを選ぼう

エアーポンプは自分の水槽に合った適切なものを選びましょう。

ここではいくつかの水槽の環境に合わせたエアーポンプを提案します。

小型水槽~60cm水槽用のエアーポンプ

小型水槽~60cm水槽用で一番おすすめなエアーポンプは水作の「水心 SSPP-3S」です。

水作 水心 SSPP−3S(エア量ダイヤル調整式) 45〜60cm水槽用エアーポンプ
静かといわれるエアポンプの代表ともいえる「水心」シリーズ。
ダイヤル式でエアの量が調節でき、特殊設計の消音室 でエアを滑らかにして不快な音をなくし、従来型の1/3(当社比)まで静音を実現しました。

このエアーポンプは動作音が静かなことで有名な製品であり、エアーポンプの定番商品です。

昔のエアーポンプはうるさい製品ばかりでしたが、水作の「水心 SSPP-3S」が登場したことにより、他のメーカーでもエアーポンプの静音化が進んでいきました。

特にこの製品は本当に静かで、私も今まで数十個購入してきましたが大きな外れもなく、寝室でも使用できています。

吐出量は最大2500cc/分であり、深さ45cm程度の水槽までで極端に大きなエアーストーンを使用するなどでなければ十分なパワーを持っています。

また、このエアーポンプは45cm~60cm水槽用とされていることがありますが、吐出量を調整できるので超小型水槽や水流の苦手なメダカやベタの水槽用のエアーポンプとしても使用可能です。

吐出量の調整ができる小型水槽~60cm水槽までにおすすめなエアーポンプ「水作-水心-SSPP-3S」

この、吐出量を調整できる機能は非常に重要です。

エアーポンプ設置の際に魚の泳ぐ様子を確認しながら適切な量のエアレーションを行うことが可能になります。

そのため、60cm以下の水槽ではほとんど全てこの「水心 SSPP-3S」で対応できるので非常におすすめです。

私の家でも30cmキューブ水槽でこのエアーポンプを使用してエアーの量を調整しながらメダカやタナゴ、モロコなどを飼育しています。

メダカやベタの水槽にはエアーの量が調整できる水作のSSPP-3Sがおすすめ

また、このエアーポンプは、内部構造の劣化により吐出量が低下した際はカセット式で簡単に交換が可能な交換ユニットが販売されています。

これにより、本体を買い換えるよりもお得に交換ができるのもうれしいポイントです。

水作 水心 SSPP-3用交換ユニット
水作のエアーポンプ水心 SSPP-3/3sの交換用ユニットです。

このように、小型水槽~60cm水槽用のエアーポンプとしては、水作の「水心 SSPP-3S」を選択すると、大きな短所がない製品ですので問題なく使用することができると思います。

同じシリーズのエアーポンプに「水心 SSPP-2S」や「水心 SSPP-7S」もあります。

「水心 SSPP-2S」の吐出量は最大3500cc/分であり、よりハイパワーな製品です。

吐出量を最大にして使用すると動作音は「水心 SSPP-3S」よりも大きくなります。

吐出量を少し落として使用すれば音は気になりませんが、それほど吐出量が必要なければ「水心 SSPP-3S」を選択するのが無難です。

「水心 SSPP-7S」の吐出量は最大1000cc/分であり、小型水槽用という位置づけの商品です。

ただし、「水心 SSPP-7S」には吐出量の調整機能がないので、小型水槽においても「水心 SSPP-3S」を選択して吐出量を調整したほうが汎用的に使用できると思います。

最近では他のメーカーでもエアーポンプの静音化が進んできており、GEXの「サイレントフォース 2500S」も非常に静かです。

GEX サイレントフォース 2500S
低振動・静音かつハイパワーを両立したエアポンプです。
2つのダイアフラム駆動により、振動を打ち消しあうことで低振動(※GEX従来品比70%)を実現しました。

この製品は徹底的に振動を抑えるように設計されている製品の様で、振動の少なさは素晴らしいものがあります。

エアーポンプに硬いものが接触していても振動で音が発生してしまうこともほとんどないので、エアーポンプを同じ場所にたくさん置いている場合など、接触もあまり気にせず使用することができるのがメリットです。

静音性に関しては水作の「水心 SSPP-3S」と比較しても同等かそれ以上の能力があると思いますが、吐出量の調整機能がついていないという短所もあります。

GEXの「サイレントフォース-2500S」は静かだが吐出量調整機能がない

エアーの量を少なめにしたい場合は分岐栓を使用するなどして調整するしかなく、幅広い水槽で汎用的に使用するのであれば水作の「水心 SSPP-3S」に軍配が上がると思います。

中型水槽用のエアーポンプ

60cmワイド水槽や90cm水槽などのサイズの水槽においても、水深が45cm程度までで、それほど大きくないエアーストーンであれば前述した「水心 SSPP-3S」や「サイレントフォース 2500S」でも十分対応できます。

ただし大きな水槽では小型のエアーストーン1つでは酸素供給や水の循環能力が足りない場合がありますので、そのような場合はエアーポンプやエアーストーンを増設する必要があります。

また、水深が60cmなどの深さがある水槽の場合や、吐出量が必要な大きなエアーストーンを使用する場合には、よりハイパワーなエアーポンプが必要です。

しかし、これ以上のパワーのエアーポンプになると、家庭用の一般的なエアーポンプではどの製品でもある程度の動作音は生じてしまいます。

吐出量が最大3500cc/分の「水心 SSPP-2S」などであればある程度のパワーはありますが、吐出量を最大にして使用すると少し動作音がします。

静かな場所で使用すると低周波音が気になる場合がありますので、寝室などで使用する場合はエアーポンプの下に振動を吸収するようなマットを敷くなどの対策をしたり、吐出量を少し下げるなどの対応をしたほうが良いと思います。

水作 水心 SSPP-2S エア量ダイヤル調整式 60~120cm水槽用エアーポンプ
静かといわれるエアポンプの代表ともいえる「水心」シリーズ。
ダイヤル式でエアの量が調節でき、特殊設計の消音室 でエアを滑らかにして不快な音をなくし、従来型の1/3(当社比)まで静音を実現しました。

静音性を求める場合は中型水槽においても「水心 SSPP-3S」や「サイレントフォース 2500S」にしておいた方が良いでしょう。

より高いパワーと静音性を求める場合は、後述する業務用でも使用される高性能なエアーポンプ(ブロワー)を使用するのが良いと思います。

大型水槽用のエアーポンプ

大型魚や古代魚などの飼育をしている180cm水槽などの大型水槽で大きなエアーストーンを使用する場合や、水深が60cm以上の水槽などの場合は、通常のエアーポンプではパワー不足の場合があります。

そのような場合は、安永の「電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P」のような高性能なエアーポンプ(ブロワー)を使用することをおすすめします。

安永電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P(省エネ型) 120cm以上水槽用エアーポンプ
電磁式の省エネ型エアーポンプです。浄化槽や工業などにも使用される本格仕様で、1分間に約40Lの強力な風量を持ちます。(参考:60cm水槽に適合する風量は約2.5L/分)

この安永のブロワーシリーズには多くの種類の製品があり、吐出量が30ℓ/分のものから120ℓ/分の製品まで、様々な規格の製品が販売されています。

これまでに紹介したエアーポンプの10~30倍以上の性能を持っていますので、このようなエアーポンプであれば180cm水槽などの大型水槽でも十分なパワーを発揮します。

動作音も意外と小さく、カタログ値での騒音レベルも40デシベル程度であり、エアー漏れなどのない状態での動作音は静かな図書館と同程度の音量とされています。

産業機器や医療機器、養殖などの様々な分野で業務用としても使用されているエアーポンプであり、良くできている製品です。

安永ブロワーAP-40はハイパワーで動作音も静か

水深の深い大型水槽で大きなエアーストーンを使用する場合でも十分な性能を有していますが、小型水槽や中型水槽がたくさんある場合にもこの製品一台で分岐させて使えるので非常に有用です。

私も家や店で多くの水槽に分岐させて使用しておりますが、たくさんのエアーポンプでコンセントが埋まることもなく、1つにまとめることができるのでとても助かっています。

この製品は、もともとの配管が太く、直接エアーチューブを使用することができないので、付属しているゴム配管に接続する分岐栓のついた塩ビパイプを追加で購入するか自作すると良いと思います。

安永ブロワー用のゴム配管や塩ビパイプで分岐させる

塩化ビニールパイプ VP13A 一方コック付き
ブロアー使用時のエアーの分岐に最適なコック付き塩ビ管です。
付属のコックは全て一方コックのため、各水槽に送るエアーの量の調節が可能です。

音についても初めて使用したときは少しうるさいと感じましたが、水槽のエアーストーンにつないでエアー漏れの音がない状態にして使用したらすごく静かになりました。

ただし、装置自体が結構大きく重いので水面より高い位置に設置したいという場合は少し大変かもしれません。

万が一の逆流を防止するためにも、逆流防止弁は必ずつけておくようしましょう。

たくさんの水槽を一つのエアーポンプで運用

たくさんの水槽がある場合、ひとつひとつの水槽にエアーポンプを使用していると、それだけ購入費用が掛かりますし、複数のエアーポンプで共鳴しあって動作音が大きくなる場合もあります。

また、エアーポンプがたくさんあるとそれだけコンセントを埋めてしまいます。

そのため、一つのエアーポンプで複数の水槽を管理するのもおすすめです。

小型水槽や、水深36cmなどの水深が深くない水槽であればキョーリンの「ハイブロー C-8000」がおすすめです。

キョーリン ハイブロー C-8000 ヒューズ+
小型水槽の分岐使用に適した高性能エアーポンプです。
毎分最大8000ccの空気吐出量(60Hzの場合)があります。

この製品は、「LOW」と「HIGH」の二つのモードをスイッチで切り替えて使用する仕様になっています。

一つのエアーポンプで複数の水槽を管理するのにおすすめなキョーリンの「ハイブロー-C-8000」

「LOW」にした場合は50Hz、60Hzともに3500cc/分であり、「HIGH」にした場合は50Hzでは6500cc/分、60Hzでは8000cc/分と、非常に強力なエアーポンプです。

30cm水槽などの小型水槽10本程度であればこれ一台で十分カバーすることができます。

キョーリンの「ハイブロー-C-8000」と分岐栓を用いて複数の水槽をエアーレーションする

分岐の際には以下の製品のような分岐栓を用いると、一つ一つのコックでエアーの量を調整できるのでおすすめです。

アズー ステンレス連結コック 5方
ステンレス製の5方コックです。
ハンガー付きで水槽枠へ固定、また連結コック部分のみ取り外しも可能です。

また、キョーリンの「ハイブロー C-8000」は動作音についてもエアー漏れがない状態で正しく使用していれば非常に静かです。

ただし、この製品は常用圧力が4.0kPa、使用圧力範囲が3.0~5.0kPaと、他のエアーポンプと比較すると非常に低く、エアーの量は申し分ないですが、エアーを送り込む力はそれほど強くないようです。

そのため、水深が40cmから最大でも45cm程度までで使用するのが良く、それ以上の水深で使用するとポンプに負担がかかって寿命が短くなる場合があります。

また、水深45cm水槽においても細かい気泡を出す目の細かいエアーストーンやチューブ製のエアカーテンなど、エアーを送り込む際に強い圧力が必要になるものを使用する場合はエアーの出が悪くなったりポンプに負担がかかるので非推奨です。

エアーの量だけを考えれば120cmや180cm水槽でも十分使用できますが、

水深が深い位置にエアーストーンを設置する場合は先ほど紹介した安永の「電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P」のようなブロワーを使用したほうがよいと思います。

安永電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P(省エネ型) 120cm以上水槽用エアーポンプ
電磁式の省エネ型エアーポンプです。浄化槽や工業などにも使用される本格仕様で、1分間に約40Lの強力な風量を持ちます。(参考:60cm水槽に適合する風量は約2.5L/分)

「電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P」のような高性能なエアーポンプ(ブロワー)であれば、分岐栓を使用してたくさんの水槽のエアレーションをすることが可能です。

停電時などの非常時や釣りの際に使える電池式エアーポンプ

停電時はエアーポンプだけでなくフィルター・濾過装置も停止しますので、酸素供給や水の循環が著しく少なくなり、生体にとって致命的な状況になる場合があります。

このような時のために、乾電池式のエアーポンプを用意しておくと安心できます。

下で紹介するGEXの携帯用乾電池式エアーポンプ「ATOM.5(アトム5)」が特におすすめです。

単三のアルカリ乾電池2本で約八時間使用でき、吐出量は約800cc/分です。

GEX 携帯用乾電池式エアーポンプ ATOM.5(アトム5)
乾電池式携帯用エアーポンプです。
釣り魚など生きた魚を持ち運ぶとき、観賞魚飼育時の停電や緊急のときに役立ちます。

コンパクトであり、チューブやエアーストーンがセットになっているので非常時もこれだけあればすぐに使用できるのもうれしいポイントです。

停電時などの非常時や釣りの際に使えるGEXの携帯用乾電池式エアーポンプ「ATOM.5」

エアーポンプとフィルター・濾過装置が止まった場合でも、乾電池式のエアーポンプがあれば酸素供給はできますし、底面式フィルターやスポンジフィルター、エアリフト式の投げ込み式フィルターなどを使用していた場合はそれらのフィルターにつないで使用すれば濾過も可能です。

停電などの非常時ではエアレーションが確保できるだけで生体へのダメージを低減できる場合がありますし、飼育者の精神衛生的にも良いです。

私もいくつか所持しており、非常時に備えています。

電池を使用するエアーポンプなので、電池もしっかりと備蓄しておきましょう。

また、このような携帯式のエアーポンプは釣りの際に、釣った魚を生かしておきたいときや、生きた魚を運びたいときにも役立ちます。

まとめ

エアーポンプとは、エアーストーンやエアリフト式のフィルターなどに空気を送り込む装置であり、アクアリウム業界では磁石とコイルを使用した電磁式のエアーポンプがよく用いられています。

吐出量とは、エアーポンプが送り出す時間当たりの空気の体積であり、エアーポンプを選ぶ際の重要な項目です。

エアーポンプ停止時の逆流を防ぐためには、エアーポンプを水面より上の位置に設置することや逆流防止弁を使用することが有効です。

エアーポンプを選ぶ際にはデザインや電気代もありますが、最低でも吐出量と静音性は十分確認するようにしましょう。

小型水槽~60cm水槽では吐出量調整機能付きの水作の「水心 SSPP-3S」がおすすめです。

中型水槽以上でも極端に水深が深い水槽や大きなエアーストーンでなければ水作の「水心 SSPP-3S」でも大丈夫です。

吐出量の必要な大きなエアーストーンを使用する場合や、180cm水槽などの大型水槽、水深が60cm以上などの深い水槽などでは安永の「電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P」がおすすめです。

非常に強力なパワーを持ちながら静音性にも優れています。

たくさんの水槽を一つのエアーポンプで運用したい場合は小型水槽や、水深が深くない水槽であればキョーリンの「ハイブロー C-8000」がおすすめです。

水深が深い水槽や、より多くの水槽に分岐したい場合にはハイパワーな安永の「電磁式エアーポンプ(ブロワー) AP-40P」がおすすめです。

非常時や釣りの際にはGEXの携帯用乾電池式エアーポンプ「ATOM.5(アトム5)」が非常に有用です。

自分の水槽や飼育する魚などの環境に合った適切なエアーポンプを選びましょう。




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