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フィルター・濾過装置

投げ込み式フィルターの特徴とデメリットを解説!!おすすめも紹介!!

投げ込み式フィルターの特徴とデメリットを解説!!おすすめも紹介!!

フィルター・濾過装置の種類には、外部式フィルター、上部式フィルター、底面式フィルター、外掛け式フィルター、投げ込み式フィルター、スポンジフィルター、オーバーフローフィルターなどがあります。

それぞれ特徴や欠点が異なりますので、設置する際には自分の水槽に合ったものを選ぶ必要があります。

ここでは、フィルター・濾過装置の一種である投げ込み式フィルターについて詳細に解説していきます。




投げ込み式フィルターとは

投げ込み式フィルターとは、フィルター・濾過装置の一種であり、投げ込みフィルターや水中フィルターと呼ばれることもあります。

投げ込み式フィルターは濾過装置を濾過槽ごと水槽の中に入れて使用し、水槽内の水を吸い込んで濾過槽内のろ材を通して水を排出することによって水を循環させます。

投げ込み式フィルターとは

投げ込み式フィルターの水の循環方式

投げ込み式フィルターには、エアリフト方式と電動ポンプ方式の2つがあります。

基本的な原理は同じですが、水を循環させる動力源が異なります。

エアリフト方式の投げ込み式フィルター

エアリフト方式の投げ込み式フィルターは、水の循環のための動力源としてエアーポンプを使用します。

濾過装置にエアーチューブを接続して空気を送り込み、泡が上昇する勢いを使用して水を吸い込みます。

これにより水槽内の水がろ材を通って循環することになります。

この方式の投げ込み式フィルターは「ぶくぶく」と呼ばれることも多く、よく使われている定番のフィルターです。

子供の頃に金魚の飼育などで使用した人も多いのではないでしょうか。

エアリフト方式の投げ込み式フィルター

電動ポンプ方式の投げ込み式フィルター

電動ポンプ方式の投げ込み式フィルターは、水の循環のための動力源として電動ポンプを使用します。

ポンプと濾過槽が一体となっており、水槽内の水を吸い込んでろ材を通して排水することによって水が循環します。

電動ポンプ方式の投げ込み式フィルター

電動ポンプ方式では、小さい水槽の場合は水温が室温より上昇する場合がありますので注意が必要です。

私の家の水槽の環境では、8Lの水槽で使用すると水温が室温より2~3度高くなります。

投げ込み式フィルターのメリット

投げ込み式フィルターのメリットは以下の通りです。

メリット① 設置が簡単で初心者にもおすすめ

投げ込み式フィルターは設置が非常に簡単です。

エアリフト方式であればエアーポンプを用意してエアーチューブでつないで水槽に入れるだけでよく、電動ポンプ方式の場合もポンプと濾過槽が一体となっているのでそのまま水槽に入れるだけOKです。

簡単に導入ができるので初心者にもおすすめできるフィルターです。

メリット② 小型水槽であれば十分な濾過能力がある

投げ込み式フィルターの純正ろ材を使用する場合は、エアリフト方式、電動ポンプ方式ともにほとんどの製品でウールマットやスポンジなどが使われており、水中のごみをキャッチする物理濾過と、ろ材に住み着いたバクテリアにより有機物の分解・無害化の両方が行われます。

投げ込み式フィルターの純正ろ材

投げ込み式フィルターは濾過層の容量が小さい製品が多いためバクテリアの数も少なく、大きな水槽で魚をたくさん飼育するのは少し厳しいですが、小型水槽で少数飼育であれば十分な濾過能力があります。

生物濾過能力を向上させるために、下図のような多孔質のボール状ろ材やリングろ材を追加で入れたり、純正ろ材と置き換えて使用したりするのも有効です。

投げ込み式フィルターに多孔質ろ材を入れて生物濾過能力を向上させる

パッケージなし エーハイムサブストラット プロ レギュラー 1L
性能の高さと耐久性に定評のあるエーハイム製の高性能ろ材です。
1Lあたり約450平方メートルもの広い表面積と適切な直径の孔の多孔質ろ材であり、ろ過バクテリアのコロニー形成に最適の条件を備えています。

メリット③ 水槽外への水漏れのリスクが少ない

投げ込み式フィルターは水槽内に設置するので、水漏れのリスクがほとんどありません。

エアリフト方式の場合はエアーポンプを水面より高い位置に設置するか、逆流防止弁を設置することにより、万が一の逆流を防止することが可能です。

投げ込み式フィルターのエアーポンプに逆流防止弁を付けて水漏れを防ぐ

逆流防止弁 クリア 1個
エアレーションやCO2添加における水の逆流を防ぐアイテムです。
供給を止めた際、ポンプやレギュレーターなどの機器を破損させる事故を未然に防ぎます。

電動ポンプ方式の場合は排水口を水が水槽の外に出るような方向に設定したりしなければ水漏れは起きないと思います。

このように、水槽外への水漏れのリスクが少ないというのは非常に大きいアドバンテージであると思います。

小型水槽であれば投げ込み式フィルター単独での使用でも問題ないことが多いので、安全性を強く求める方にもおすすめできるフィルター・濾過装置です。

メリット④ 値段が安い

投げ込み式フィルターは比較的値段が安いです。

エアリフト方式であれば数百円程度、電動ポンプ方式であれば数百円から1000円台で購入することが可能です。

エアリフト方式の場合は動力源としてエアーポンプが必要になりますが、これについても1000円台から購入が可能です。

投げ込み式フィルター
各メーカーより様々な投げ込み式フィルターが販売されています。

メリット⑤ 酸素供給が可能

エアリフト方式の投げ込み式フィルターではエアーポンプを使用していますので、排水口付近の水面が揺れたりすることにより、酸素供給効果が期待できます。

また、電動ポンプ方式の投げ込み式フィルターにおいても、水面を波立たせるような設置方法にすれば同様に酸素供給を行うことが可能です。

電動ポンプ式の投げ込み式フィルターで水面を揺らして酸素供給を行う

投げ込み式フィルターでの酸素供給は、小型の水槽であれば酸素が水槽全体に十分いきわたります。

ただし、大きい水槽や水深の深い水槽では投げ込み式フィルターの水の循環量が少ないため、酸素を多く含んだ水が十分に拡散しない可能性があります。

そのような場合は追加のエアレーションやフィルター・濾過装置の設置が望ましいです。

メリット⑥ サブフィルターとしても優秀

投げ込み式フィルターは値段も安く、簡単に導入することが可能なため、サブフィルターとしても優秀です。

水槽内の設置場所も自由に選べるので外部式フィルターや上部式フィルター、外掛けフィルターなどの他のフィルターや濾過装置と干渉しません。

そのため、外部式フィルターや上部式フィルターなど、既存のフィルターのみでは濾過の不足や心配を感じる場合などにも簡単に導入が可能です。

また、このように複数のフィルターや濾過装置を設置しておくというのは、水槽のリスク回避にも非常に有効です。

1つのフィルターや濾過装置が故障や不調で突然停止した場合でも、水槽内の濾過が完全になくなることはないので、それによる生体の全滅などの事故を未然に防ぐことができます。

投げ込み式フィルターのデメリット

投げ込み式フィルターのデメリットは以下の通りです。

デメリット① 大きな水槽や過密水槽には不向き

投げ込み式フィルターは濾過効率も良く、決して能力が低いフィルターではないのですが、水槽内に入れて使用するということもあって濾過容量が小さい製品が多いのが問題です。

入れられるろ材の量が少ないと定着できるバクテリアも少なくなるので、大きい水槽や飼育密度が高い水槽などでは濾過不足による水質悪化が起こる可能性があります。

また、水槽の大きさに対して、エアリフトや電動ポンプによる水槽内の水の循環量が少なすぎる場合は濾過効率が低下したり、酸素を含んだ水が水槽全体に十分に行きわたらなかったりします。

このような場合は、容量が大きい製品を使用したり、投げ込み式フィルターを複数設置したり、上部式フィルターや外部式フィルターなど、他のフィルターや濾過装置も併用して使用するなどの対策をする必要があります。

大型水槽で投げ込み式フィルターを使用したい場合は、以下の製品のような大型水槽や池などの水量の大きい環境にも対応しているエアリフト方式の投げ込み式フィルターも販売されているので、そのような製品を使用してみるのも良いと思います。

水作ジャンボ 池・大型水槽用水中フィルター・投げ込み式フィルター
池や大型水槽用の強力な投げ込みフィルターです。
底皿には砂利以外にもセラミックなどのろ過材を入れることができ、ろ過能力がアップします。

上記のような製品であれば濾過槽の容量が非常に大きく、強力な濾過が可能です。

非常に大きく少し高価であり水槽内に入れると存在感が強いので注意が必要ですが、実際に使用してみると90cmや120cm以上の水槽で金魚を飼う際などでも安定した水質管理が可能であり、非常に良い製品だと思います。

デメリット② 純正ろ材の場合は交換費用が掛かる

純正ろ材は基本的には使い捨てで、使用状況にもよりますが1~2か月に1度程度交換が必要です。

交換用ろ材は安いものでも1つ当たり100円から数百円以上はしますので、長い目でみるとランニングコストが高くなります。

投げ込み式フィルター用純正交換ろ材
各メーカーより様々な交換用純正ろ材が販売されています。

純正ろ材の代わりに多孔質のボール状ろ材やリングろ材などを使用すると、定期的にすすぎ洗いをするだけで半永久的に使用でき、初期費用が掛かるのみで長期的には安上がりになります。

パッケージなし エーハイムサブストラット プロ レギュラー 1L
性能の高さと耐久性に定評のあるエーハイム製の高性能ろ材です。
1Lあたり約450平方メートルもの広い表面積と適切な直径の孔の多孔質ろ材であり、ろ過バクテリアのコロニー形成に最適の条件を備えています。

下の画像のように投げ込み式フィルターの濾過槽に入れるろ材をカスタマイズすると、生物濾過能力の向上が期待できるだけでなく、繰り返し使えるので経済的です。

投げ込み式フィルターのろ材をカスタマイズして生物濾過を強化して経済的に使用する

ただし、多孔質ろ材のみの場合は細かいごみをキャッチする物理濾過の能力が落ちますので、ウールマットや洗って繰り返し使えるスポンジなどを併用して物理濾過が行えるようにするか、上部式フィルターや外掛け式フィルターなどの物理濾過が強力なフィルターと併用すると良いと思います。

デメリット③ ろ材を交換するとバクテリアもリセットされる

特に純正ろ材を使用している場合、ろ材を交換するとそれまで住み着いていたバクテリアがいなくなってしまうので、生物濾過能力が急激に低下する場合があります。

水槽内に底砂や流木、石などが入っている場合はそこに定着したバクテリアによって多少は濾過が行われますが、生体の飼育密度が高い場合は濾過が不足して危険な状態になることがあります。

このような場合は、あらかじめすすぎ洗いのみで繰り返し使える多孔質のボール状ろ材やリングろ材、スポンジなども追加で入れておき、純正ろ材のみを交換するようにすると、バクテリアの急激な減少を抑えてくれます。

水作エイトコアの活性炭カートリッジをサブストラットプロに変更してろ材交換時のバクテリア減少に備える

また、ろ材を複数セットできる場合は、ろ材の交換は1つずつタイミングをずらして行うようにすると同様にバクテリアの急激な減少を抑えることができます。

デメリット④ 水槽内に設置するので目立つ

投げ込み式フィルターは水槽内に設置するので目立ってしまうことが多いです。

そのため、レイアウト重視の水槽には向きません。

特に小さい水槽の場合は水草や流木などで投げ込み式フィルターを隠すことができないのでどうしても目立ってしまいます。

投げ込み式フィルターは水槽内に設置するので目立ってしまう

ある程度大きな水槽の場合は、流木や大き目の水草の後ろに設置すれば存在感は消すことが可能です。

投げ込み式フィルターを流木や水草で隠す

ただし、投げ込み式フィルター周辺の水流を遮らないように、設置場所周辺はある程度スペースを設けておいたほうが良いと思います。

そのほうがメンテナンス時も楽になります。

デメリット⑤ 二酸化炭素添加の水草水槽には不向き

水草水槽の場合、水草の成長を促すために二酸化炭素を添加して水中に溶け込ませている場合があります。

その状態でエアリフト方式の投げ込み式フィルターを使用すると、水面が泡で揺らされることによりせっかく溶けた二酸化炭素が抜けてしまいます。

そのため、二酸化炭素添加効率が著しく悪くなりますので、二酸化炭素を添加している水草水槽の場合は、密閉空間内で空気に触れずに濾過ができる外部式フィルターを用いるのが良いです。

二酸化炭素を添加していない水草水槽では問題なく使用できます。

電動ポンプ方式の投げ込み式フィルターの場合は、排水口を水面より下にして水面を波立たせないようにして使用すると、二酸化炭素を逃しにくくなります。

ただし、この場合は酸素の供給効率は落ちますので、酸欠にならないように生体の飼育密度を低くするなどの対策をしておく必要があります。

デメリット⑥ エアリフト方式の場合は音がする場合がある

エアリフト方式の投げ込み式フィルターではエアーポンプの音や泡がはじけるブクブク音がする場合があります。

エアーポンプの音については、水作の「水心」シリーズなどの音が静かなことで有名な商品を使用するなど、うるさい製品を使用しなければ問題はありません。

水心シリーズの中でも、エアーの量が調整できる「SSPP−3S」は使い勝手が良くおすすめです。

水作 水心 SSPP−3S(エア量ダイヤル調整式) 45〜60cm水槽用エアーポンプ
静かといわれるエアポンプの代表ともいえる「水心」シリーズ。
ダイヤル式でエアの量が調節でき、特殊設計の消音室 でエアを滑らかにして不快な音をなくし、従来型の1/3(当社比)まで静音を実現しました。

ブクブク音については、設置後すぐはうるさい場合がありますが1日置くと音が小さくなることもあります。

また、電動ポンプ方式の場合はポンプが水中にあり、振動が水で吸収されるので音が静かな場合が多いです。

投げ込み式フィルターはどのような水槽に向いている?

投げ込み式フィルターは、小型水槽で少数飼育であれば十分な濾過能力がありますので、小型のメダカ水槽や金魚水槽、熱帯魚水槽などあれば単独でも問題なく使用できます。

水漏れのリスクも少ないフィルターなので小型水槽で安全性を求める場合にもおすすめできるフィルターです。

そのほか、簡単に設置が可能で、以下のような小さい製品も販売されているので、隔離水槽や一時的に立ち上げている水槽にも適しています。

水作エイト コア ミニ 5L以下の水槽用
マットは特殊素材の三層構造で、物理ろ過、生物ろ過に適しています。
カートリッジとマットは別々に交換可能なので、理想的な水づくりの実現に便利です。しかも経済的です。

また、好きなタイミングで簡単に導入が可能でいらなくなったら取り外せるので、上部式フィルターや外部式フィルターなどの他のフィルターや濾過装置のサブとしての導入もおすすめです。

おすすめの投げ込み式フィルター

おすすめのエアリフト方式の投げ込み式フィルターは、水作の「水作エイトコアシリーズ」です。

水作エイト コア M 40~45cm以下(35L以下)の水槽用
マットは特殊素材の三層構造で、物理ろ過、生物ろ過に適しています。
カートリッジとマットは別々に交換可能なので、理想的な水づくりの実現に便利です。しかも経済的です。

この製品はエアリフト方式の投げ込み式フィルターの中でも定番商品であり、良く売れている商品なので交換パーツなども入手しやすく、長く使用していける商品です。

5L以下水槽用の「ミニ」や23L以下水槽用の「S」、35L以下水槽用の「M」、55L以下水槽用の「L」など、様々な大きさのものが販売されており、自分の水槽に合ったサイズのものを選ぶことができます。

また、エアリフト方式の投げ込み式フィルターに用いるエアーポンプは「水作の水心シリーズのSSPP−3S」がおすすめです。

このエアーポンプは音が静かなことで有名で使用者も多く、エアーの量が調整できるので非常に使い勝手が良いです。

また、エアーの出が悪くなったり、故障した際には簡単に交換できる交換ユニットも安く販売されているので、その点も良いです。

水作 水心 SSPP−3S(エア量ダイヤル調整式) 45〜60cm水槽用エアーポンプ
静かといわれるエアポンプの代表ともいえる「水心」シリーズ。
ダイヤル式でエアの量が調節でき、特殊設計の消音室 でエアを滑らかにして不快な音をなくし、従来型の1/3(当社比)まで静音を実現しました。

水作 水心 SSPP-3用交換ユニット
水作のエアーポンプ水心 SSPP-3/3sの交換用ユニットです。

エアーポンプと接続するエアーチューブはスドーの「エアーチューブ ソフト(ブラック)」がおすすめです。

一般的な白のエアーチューブと比較して、黒のエアーチューブは水槽内でも目立ちにくいので非常におすすめです。

黒のバックスクリーンを使用しているとチューブがより見えにくくなります。

スドー エアーチューブ ソフト (ブラック) 5m
温度変化に強く、いつまでもしなやかさを保つソフトタイプのエアーチューブです。
色が黒なのでレイアウトの邪魔になりません。

おすすめの電動ポンプ方式の投げ込み式フィルターは、GEXの「コーナーパワーフィルター F1」です。

GEX コーナーパワーフィルター F1 30~40cm水槽用水中フィルター(ポンプ式)
コーナーですっきりろ過!底面フィルターに接続も可能!
モーター音が気にならない水中ローター式です。

この商品は水槽の角にすっきりと設置できて、ろ材の交換もしやすく、音も静かで価格も高くないなので非常におすすめできる商品です。

濾過槽にウールマットやスポンジ、多孔質のボール状ろ材やリングろ材を詰めて使用するなど、自分好みにカスタマイズするのも容易なので、生物濾過能力の強化をして使いたい方やろ材を繰り返し使用して経済的に使用したい方にもおすすめです。

ただし、カスタマイズの際はポンプの羽の回転部分(インペラー)にろ材が当たらないようにご注意ください。

また、この製品はGEXの底面式フィルターであるマルチベースフィルターに接続することが可能です。

そのまま底面式フィルターに接続したり、ポンプ部分だけ外して底面式フィルターや他社のスポンジフィルターに接続することも可能で、非常に拡張性の高い製品です。

まとめ

投げ込み式フィルターは濾過装置を濾過槽ごと水槽の中に入れて使用し、水槽内の水を吸い込んで濾過槽内のろ材を通して水を排出することによって水を循環させます。

エアーポンプを使用するエアリフト方式と電動ポンプを使用する電動ポンプ方式の2つがあります。

投げ込み式フィルターは濾過槽ごと水槽の中に入れるだけなので設置が簡単で水槽外への水漏れのリスクも少なく、初心者にもおすすめできるフィルター・濾過装置です。

小型水槽で少数飼育であれば十分な濾過能力や酸素供給能力があり、値段も安いので他の濾過装置を使用している水槽にサブフィルターとしても簡単に導入できます。

ただし、濾過槽の容量は小さく、大きな水槽や過密水槽では濾過が不足する場合があります。

その場合は複数台設置したり、上部式フィルターや外部式フィルターなどの他のフィルター・濾過装置と併用するなどの対策が必要です。

また、ろ材を交換するとバクテリアがいなくなってしまうので、多孔質のボール状ろ材やリングろ材、スポンジなどのすすぎ洗いのみで繰り返し使用できるようなろ材に置き換えて使うと、濾過能力が向上するだけでなく、経済的に使用することができます。

エアリフト方式の場合は二酸化炭素添加の水草水槽には向かないことや、製品や設置方法によっては泡がはじける音がすることもあるので注意が必要です。




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