水槽専用の水槽台は市販のものも多くあり、構造や材質にもいろいろな種類があります。
市販の水槽台を正しく使用していれば、どれを使用しても大きな問題になることはありませんが、種類によってそれぞれ特徴や注意点などがありますので、ここではその詳細と選び方などを解説します。
水槽台の種類
水槽台は大きく分けて木製のキャビネットタイプとフレームタイプに分かれます。
それぞれの特徴や注意点は以下の通りです。
木製のキャビネットタイプ
木製のキャビネットタイプの水槽台は、木材を使用して作られた水槽台です。
キャビネットのように扉があるものがほとんどで、水槽からホースを通して外部フィルターや水槽用クーラーを収納することが可能です。
キャビネットタイプはデザインもよく、おしゃれな感じになります。
使用されている板は、ほとんどの製品で化粧板が使われており、表面が滑らかで切り口の見た目も良い商品が多いです。
耐水性についてはしっかり防水加工が施された商品もありますが、一部の安価な製品は水で濡れたまま放置すると板が膨張して歪んだり表面が凸凹したりするような商品も存在します。
そういった商品の場合は、水をこぼしたらすぐに拭き取るようにしましょう。
心配であれば自分で防水加工処理をするといった方法もあります。
また、価格面では商品によって異なりますが、金属製のフレームタイプと比較して高価であり、高級水槽台では小型水槽用でも数万円するものもあります。
だだ、水槽が置けるほどの耐久性を備えた木製のおしゃれな家具ということを考えれば、その値段も妥当だと思います。
重厚感のある黒がおしゃれな木製キャビネットタイプの水槽台(60cm規格水槽用)です。
フレームタイプ
フレームタイプの水槽台は、金属製の棒や木材を組み合わせて作られた水槽台です。
金属製のものはアングル台と呼ばれたりもします。
デザイン面ではおしゃれな感じはありませんがスタイリッシュな感じはあり、このタイプの水槽台は構造もシンプルなので組み立ては簡単です。
特に金属製のものは強度が非常に高く、しっかりしています。
水槽を上下の2段に設置できる商品も多く、省スペースでたくさんの水槽を設置したい場合には最適な水槽台です。
価格面については、木製のキャビネットタイプと比較すれば安価であることが多いですが、大型水槽用になると値段は上がります。
実際に使用する際には、水槽設置面が格子状なのでその上に頑丈な板を敷いてから水槽を設置することが多いです。
また、金属製のものでは水によるサビや海水による腐食が起こる可能性はありますので、水をこぼしてしまった場合はすぐに拭き取り、定期的にサビや腐食が起こっていないか点検して問題があれば交換する必要があります。
特に海水水槽に使用する場合は、木製のものを使用するか、サビ止め加工がされているものを使用すると安心です。
スタンダードなスチール製のフレームタイプの水槽台(60cm規格水槽用)です。
NFボード製 水槽板60cm水槽用(幅60×奥行き30×厚み1cm) 2枚セット
上記のフレームタイプ60cm用水槽台に最適な水槽板です。耐水性に優れた「NFボード」という素材を用いており、頑丈です。
水槽台の選び方
水槽サイズに合ったものを選ぼう
水槽台は、水槽のサイズに合ったものを使用するのが望ましいです。
水槽が台からはみ出ていると水槽の底面に均等に圧力がかからず、水槽が割れる原因になります。
また、水槽台よりも小さすぎる場合も、水槽台の柱などの構造にもよりますが、水槽台の天板が沈んで歪み、水槽に負担がかかって割れる場合があります。
例えば90cmの台の真ん中に60cmワイド水槽を設置するなどの場合は危険です。
水槽台を選ぶときには必ず手持ちの水槽に対応しているかどうかをまず確認するようにしてください。
オーダーメイド水槽の場合は対応する水槽台がない可能性がありますが、その場合は水槽台もオーダーメイドで作ってもらった方が無難です。
デザインや機能性で選ぼう
水槽台のデザインは部屋全体の外観にも影響しますので、自分好みのデザインの水槽台を選ぶのが良いです。
自分の部屋に水槽台を設置した状態を想像して、しっくりくるような水槽台を購入するのが望ましいです。
また、水槽をたくさん設置したい場合は、水槽を2段で設置できるフレームタイプの水槽台を選ぶなど、機能性で選ぶのも良いです。
材質についても、防水加工が施された製品を選んだり、海水水槽であればサビ止め加工付きの金属フレームタイプか木製の製品から選んだり、自分の設置したい水槽や環境に合わせて水槽台も選ぶようにしましょう。
まとめ
水槽専用の水槽台は市販のものも多くあり、大きく分けて木製のキャビネットタイプとフレームタイプに分かれます。
それぞれの特徴や注意点は以下の通りです。
上の表のような特徴や注意点を理解た上で、適切な水槽台を選びましょう。
また、水槽台は天板の歪みや水槽の破損を防止するため、水槽とサイズが合ったものを使用するのが望ましいです。
水槽台が手持ちの水槽に対応しているかどうかは必ず確認するようにしてください。
あとは自分の部屋に合うデザインや設置したい水槽のジャンルや大きさなど、環境に合わせて適切な水槽台を選ぶと良いと思います。
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