アクアリウムは、初期費用は高いですが維持費用についてはそれほど高くないと思います。
ここでは水槽を維持するために最低限必要なものと費用をまとめていきます。
餌代
魚のエサはすごく安いです。
小型魚用や金魚用の人工飼料であれば数百円で使い切れないぐらいの量が買えます。
なのでほとんどお金はかからないのですが、餌は開封後劣化していきますので、半年に一度は新しいものに取り換える必用があります。
冷凍アカムシや冷凍ミジンコなどの冷凍飼料を使用している場合は、一回あたり10円から数十円程度かかりますが、基本的には人工飼料との併用になると思いますのでそこまで負担にはならないと思います。
アロワナなどの古代魚においても月1000円程度の餌代で飼育することが可能です。
犬や猫と比べると餌代は安いのでその点は安心です。
各メーカーより様々な観賞魚用の餌が販売されています。
カルキ抜きの購入費用
水換えの際に水道水から塩素を除去するためのカルキ抜きも、なくなったら新たに買う必要があります。
カルキ抜きは安いものだと数百円で数千リットル分水換えが可能ですのでなかなかなくなりません。
なのでほとんどお金はかからないと思います。
カルキ抜きを使わなくても日光が当たる状態で一日以上汲み置いた水を使用すれば大丈夫な場合もありますが、水換えの量が多くなると非常に大変です。
無くなる前に忘れずに買っておくようにしましょう。
各メーカーより様々な塩素中和剤(カルキ抜き)が販売されています。
水槽が大きく水換えの量が多い場合や、水槽がたくさんある場合には浄水器を使用すると簡単にカルキを抜くことができ、楽に水換えができます。
アクアリウム・観賞魚用の浄水器です。
水道水中のコケや鉄サビ、残留塩素を的確に除去して水換えの手間を大幅に軽減します。
換水の量が多い大型水槽にも最適なウォーターユニットシステムです
浄水器を使用すると初期費用は高くなりますが、日ごろから水換えの量が多い場合にはコストパフォーマンスが良くなります。
水槽環境にあったカルキ抜きの方法については以下の記事でまとめていますのでそちらもご覧ください。
カルキ抜きの必要性や方法については以下の記事でまとめていますのでそちらもご覧ください。
水草用肥料の購入費用
水草水槽の場合は、水草用の肥料を定期的に添加する必要があります。
水草はソイルや、生体が入っていればフンなどから必要な栄養素を得ることができます。
水槽立ち上げから時間が経って、ソイルの栄養が切れてきたり、フンからの栄養だけでは足りなくなった場合は追肥が必要です。
また、カリウムやその他の微量元素など、水槽内で通常あまり供給されない元素についても添加が必要になります。
水草用の肥料は高いものもあり、コストパフォーマンスが著しく悪いものも存在しますが、必要な栄養素を吟味して、信頼のおける定番商品から選べばそれほどお金はかかりません。
1000円程度で数か月分は買えるのではないでしょうか。
二酸化炭素ガスの購入費用
水草水槽で二酸化炭素を添加している場合も維持費用がかかります。
添加装置の場合はボンベ等を、発酵式の場合は材料を追加購入する必要があります。
二酸化炭素ガスの費用は、小型ボンベを使用している場合は月500~800円程度、ミドボンなどの大型ボンベを使用している場合は月数十円程度、発酵式の場合は月300円程度になります。
機材の買い替えや消耗品の購入費用
機材が壊れた場合や、消耗品については定期的に購入する必要があります。
上部フィルターのポンプなどは数年で壊れる場合があるので、事前に新しいものを買っておき、2~3年に一度、壊れる前に交換しておくと安心です。
エーハイムのクラシックシリーズなどの外部フィルターはかなり丈夫にできているので、しっかりメンテナンスしていれば10年くらいは使える印象です。
ただし、Oリングやワセリン、細目パッドなどの消耗品は買う必要があります。
ヒーターについては基本的には1~2年に1度交換するのが望ましいです。
ヒーターは高いので数年使ってしまいがちですが、壊れて動かなくなった場合、水温が急低下しますし、サーモ部分が壊れたら40度ぐらいまで温度が上がってしまうこともあります。
生体全滅につながる恐れがあるので少なくとも2年に1度は新しいものに取り換えましょう。
その他にも、エアーポンプが壊れた場合や、投げ込み式フィルターの濾材など、消耗品は定期的に買う必要があります。
アクアリウム用品は正しく使用していればそれなりに長く使えますので、頻繁に壊れて購入しなければならないという事態にはならないと思います。
多く見積もっても年間1万円程度で済むのではないでしょうか。
まとめ
アクアリウムは初期費用はそこそこかかりますが、維持費用はそれほどかからないと思います。
維持費用としては、エサ代やカルキ抜きの購入費用、水草の肥料や二酸化炭素、機材の買い替え費用などがかかります。
水草水槽でなければほとんどお金はかからないので、月当たりだと数百円から、多くても数千円程度で十分きれいな水槽を維持できます。
犬や猫と比べると維持費は安いですから、続けやすい趣味だと思います。
しかし、アクアリウムはお金をかけようと思えばいくらでもかけられる趣味です。
私が言えたことではないですが、いろいろ欲しくなって次々に買い足したり、水槽を増やしたりして浪費してしまう人が多いので散財には気を付けましょう。
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